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今年3月に「Sion」の量産試作モデルの外観を公開したドイツSono Motors。同社はそのインテリアを公開し、エアフィルターシステムに「苔(コケ)」を使用していることを明かした。
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「Sion」は、ルーフ、ドア、ボンネット、リアなど、エクステリアのほぼ全面にソーラーパネルが組み込まれている電気自動車。発電量は天候や日照時間に左右されるが、7月であればソーラーパネルで発電した電力だけで最大で34キロ走行できるという。一般的な通勤であれば、充電無しで利用可能だ。
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今回公開されたのは、Sono Motorsが「breSono」と呼ぶ天然のフィルター。「苔」を「Sion」のエアフィルターシステムの一部として活用している。
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「苔」は生きている状態でクルマの中に植えられているわけではない。Sono Motorsによれば“特殊な処理”が施されており、この状態で数年間はフィルターとして機能するという。「breSono」はまた車内の湿度を調整する役割も担う。
「苔」フィルターは数年後には交換することになるが、その際には従来型のエアフィルター同様に、簡単に交換できる。一方、廃棄する際の環境への負荷は従来型のエアフィルターよりも低いという。
「Sion」の欧州での価格は2万5,500ユーロ(約2,975万円)から。販売は2020年後半に開始されるが、すでにプリオーダーが開始されており、Sono Motorsはこれまでに1万台以上の予約を受け付けたと発表している。
太陽光だけで走れる自動車の室内に「苔(コケ)」使用―Sono Motorsが「Sion」のインテリアを公開 [えん乗り]
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