米テキサス州西部のオデッサ(Odessa)で8月31日、銃撃事件があった。同地の警察は、この事件でこれまでに少なくとも5人が死亡し、21人が負傷したと発表した。負傷者のうち3人は警察官だという。
容疑者1人は警察官との銃撃戦の末に射殺された。
これに先立ち、オデッサに隣接するミッドランド(Midland)市のジェリー・モラレス(Jerry Morales)市長は米FOXニュース(Fox News)に対し、撃たれた人のうち3人は警察官だが、命に別条はないとみられると述べていた。
オデッサの警察はフェイスブック(Facebook)で、「容疑者1人(2人の可能性もあり)が無差別に人を撃ちながらオデッサを走行している。現時点で、銃で撃たれて複数の被害者が出ている」と発表。「容疑者は郵便車両を乗っ取った」として、住民には道路に近づかず、厳重に警戒するよう呼び掛けていた。
米CNNは、オデッサ市のデビン・サンチェス(Devin Sanchez)報道官の話として、1人の死亡が確認され、10人が負傷したと伝えていた。一方、米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)は、オデッサに隣接するミッドランド市の市長が「2人死亡した」と語ったと報じていた。
ミッドランドの警察は、「それぞれ別の車に乗った2人の容疑者がいると考えている」とフェイスブックで明らかにし、うち1台は米国郵政公社(US Postal Service)の車両だとしていた。
ニューヨーク・タイムズ紙は、ミッドランドのモラレス市長が、容疑者1人が拘束されたがその生死は不明だと述べたとも伝えていた。
テキサス州では今月3日にも、オデッサから西に約480キロ離れたエルパソ(El Paso)で銃撃事件があったばかり。エルパソの事件ではこれまでに22人が死亡した。
米テキサス州で銃撃事件、5人死亡 21人負傷 容疑者1人射殺 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News
https://www.afpbb.com/articles/-/3242384