東京五輪で早朝に行われる競技のボランティアは終電で会場入り――。来年の東京五輪・パラリンピックのボランティアについての検討委員会で、7月に出されたこんな案がインターネット上で議論を呼んでいる。26日に行われた検討委の後、委員は「できるだけ気持ちよく活動してもらえる環境を整える」と話した。
「終電で移動」の案が出たのは、7月3日に開かれた第4回の検討委。終了後に取材に応じた委員らが、早朝に行われるマラソンなどを担当するボランティアは公共交通機関の始発では間に合わないため、終電での会場入りを想定していることを明らかにした。待機時間が生じるが宿泊場所がないため「ボランティア同士の交流機会や、士気を高めるような取り組みを検討していく」と話した。
さらに「暑さ対策は基本的には自己管理」とも言及したことから、ネット上では「睡眠不足のまま炎天下でボランティア?」「徹夜で交流会?」「ブラック企業のようだ」などと疑問や批判が起きた。
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