奈良市収集課の41歳の男性職員が、ことし1月ごろまでの3年余りにわたって、同じ職場の10代から20代の非正規の男性職員3人に対し、体を触る行為を繰り返していたとして、市はこの職員を減給1か月の懲戒処分にしました。
懲戒処分になったのは、ごみ収集を担当する奈良市収集課の41歳の男性職員です。
市によりますと、この男性職員は、平成27年6月からことし1月ごろにかけて、同じ職場の10代から20代の非正規の男性職員3人に対し、胸や下半身などを触る行為を繰り返していました。
このうちの1人から、ことし3月、「日常的に体を触られている」という相談があり、市が調査をしたところ、ほかの男性2人も同様の被害にあっていました。
市は3人のうち1人についてセクハラ行為にあたるとしたうえ、この職員を減給10分の1・1か月の懲戒処分にしました。
市の調査に対し、この職員は「触ったのは事実だが、あいさつやスキンシップのつもりだった。もう二度としない」と話しているということです。
奈良市は「今後職員に対してのハラスメントの認識を高め、再発防止に取り組んでまいります」としています。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20190819/2050002866.html