札幌市は14日、同市南区の住宅地への出没が相次いでいた雌のヒグマ1頭を射殺し、駆除したと発表した。南区の簾舞地区や藤野地区では、クマが今月上旬から連日うろついて家庭菜園を荒らすなどして、市が墓参りの自粛やお供えを持ち帰るよう呼び掛けていた。
市によると、14日午前6時5分ごろ、藤野地区の山中で、地元の猟友会がクマを駆除。専門家が区内の住宅地を動き回っていた個体と確認した。
市は10日にトウモロコシやナシで誘う箱わなを設置したが効果なし。出没は夜間だけだったが、12日から日中もうろつくようになった。
近くの小学校では20日に夏休みが終わり授業が始まる。
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