同じ「お笑い」だから、東京の落語で試算してみた
東京には主に落語が演じられる寄席が４～６カ所ある
寄席の興行は毎日行われており一日の興行に20人余りの芸人が出演する
1人3000円として50人お客が入った場合合計は15万円になる
この収入を寄席と芸人で折半する
芸人側の取り分は75000円
これを出演した芸人で分けるわけだが
トリを取った芸人のギャラが10000円としても
残りを他の19人で分けると1人あたり約3400円となる
取り分は香盤によって違うが最低の二つ目でも2000円にはなると思う
もちろんこれでは食えないが、出演時間は10～20分だから
他の仕事と掛け持ちして収入を得ている
会場代やスタッフの人件費は寄席の取り分の75000円の中から賄われる
最低の二つ目でも一日10～20分で2000円稼げるのに
一日拘束の独演会のギャラが2000円とはなんと安いこと
東京の落語家が全くの無名でもそこそこ稼いでいるのに
吉本の芸人が食えないのはこういうわけなんだろう
吉本だけではない日本の芸事の世界のこういった芸人軽視の姿勢が
次第に芸の質の低下を招き
結局日本においてKPOPの席巻を許すというような結果になる
アメリカのIT大手をGAFAというし、中国ではBATHというらしい
その真似をして日本の芸能界の癌をJAY(ジャイ）と名付けたい