出会い系アプリで知り合った女性との性行為を盗撮し、動画をインターネット上の会員制投稿サイトで公開したとして、兵庫県警人身安全対策課と西宮署などは11日、わいせつ電磁的記録陳列とリベンジポルノ防止法違反の疑いで、大阪市中央区の無職の男(30)を逮捕した。同課によると、男は多数の女性と性交している動画約200本をサイトを通じて有料配信し、2013年以降で約8800万円を売り上げたとみられる。
逮捕容疑は17年9月~18年12月ごろ、隠し撮りした20代女性との性行為の動画6本を自身のパソコンから投稿サイトに投稿し、公然と陳列した疑い。調べに対し、「(動画を)有料で販売した」などと容疑を認めている。
同課によると、2人は17年9月、出会い系アプリを通じて知り合ったという。男は女性と大阪市内のホテルを複数回訪れ、スマートフォンを仕込んだ絵画を持ち込み、客室にある絵画と入れ替え、性行為を盗撮。編集した映像を1本あたり1500~2000円程度の視聴料で投稿サイトに公開し、売り上げを得ていたという。
今年1月、知人から「あなたに似た人のわいせつ動画がネット上にある」と知らされた女性が県警に相談し、被害が発覚したという。県警が男が投稿した他の動画を確認したところ、少なくとも女性計30人が写っていたといい、同課などは他にも被害者がいるとみて調べる。
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