5日午前10時すぎ、長野市信州新町下市場の篠ノ井高校犀峡校から、「文化祭で複数の生徒が動けなくなっている」と119番通報があった。市消防局などによると、文化祭の企画で辛い飲み物を飲んだ生徒が吐き気や腹痛を訴え、男女9人が市内の病院に搬送された。いずれも意識はあり、命に別条はないという。長野中央署が関係者に事情を聞いている。
同校や県教委高校教育課などによると、生徒たちが飲んだのは激辛調味料を混ぜたトマトジュース。同日午前10時ごろ、体育館で開いていた文化祭「琅鶴(ろうかく)祭」の校内向けの催しで、生徒たちがこの飲み物を紙コップで飲んだところ、口のしびれや胃の痛みを訴えるなどした。飲み物は生徒たちでつくる実行委員会が用意していたという。
現場には救急車5台とドクターカーなどが出動したほか、同署が規制線を張り、一時騒然とした。高校教育課は「状況を把握した上で対応を検討したい」としている。
篠ノ井高犀峡校 生徒9人搬送 文化祭中 辛い飲み物飲む | 信濃毎日新聞[信毎web]
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