新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備候補地の秋田市に関連する調査データに誤りがあった問題で、岩屋防衛大臣は、あらたにレーダー電波に関する資料にも誤りが見つかったとして陳謝しました。
「イージス・アショア」の配備をめぐり、候補地の秋田市に関連する地形の調査データでミスが見つかったことや、住民説明会で職員が居眠りしたことに地元では反発が広がっています。
岩屋防衛大臣は、閣議のあとの記者会見で、レーダー電波が周辺環境に与える影響を調査した資料にも、あらたに誤りが見つかったことを明らかにしました。
そのうえで、「委託業者から報告された数値で資料を作成したが、職員が手作業で打ち込み転記する際に間違いが発生した。許されないミスで大変申し訳なく思っている」と陳謝しました。
防衛省は、調査自体は適正に行われ、ミスは配備の適否に影響を与えるものではないとしています。
一方、もう一つの候補地である山口県に関連する資料で、説明した地形に関するデータの出典が統一されておらず、ばらつきがあったとしたうえで、追加の測量調査を行って改めて説明する考えを示しました。
イージス・アショア 今度はレーダー電波の資料に誤り | 注目の発言集 | NHK政治マガジン
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/statement/19273.html