雨上がり決死隊の宮迫博之、カラテカの入江慎也ら複数の芸人の「闇営業」騒動で、芸能界と反社会的勢力との接点がクローズアップされているが、相撲界でも闇営業は、「力士が“男芸者”と呼ばれるように、当たり前のものと思われている」(ある親方)とさえ言われる。
若手親方が語る。
「角界の場合、祝儀を包んでくれる人はみなタニマチで、どんな人間かは関係ない。あとで知ってヤバイと思うことも少なくないが、昔から地方巡業は裏社会の人間が仕切ってきたこともあり、角界とヤクザは距離が近い。
タダで飯が食えて、カネまで貰えるんだから、行かない理由はない。人気力士が参加すれば向こうの顔も立つし、ウィンウィンの関係です」
ある角界関係者は「角界と反社会的勢力の関係はまったく変わっていない」と話す。
「角界に長く残れるのは入門者の2~3割で、辞めていく人間のなかにはヤミ金や反社会的勢力のフロント企業に就職したり、用心棒になる者もいる。そうした元兄弟子からの誘いがあれば足を運ぶし、祝儀がもらえるなら何でもする。角界から闇営業がなくなることはない」
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