◆<政界宗教汚染~安倍政権と問題教団の歪な共存関係・第13回>
本連載ではこれまで自民党安倍政権と統一教会が共存・協力及関係にあることを指摘してきた。
しかし、筆者が入手した教団内部資料には、その緊密な関係を揺るがしかねない韓鶴子総裁のトンデモ発言が記されていた。
その内容は、広島へ原爆が投下されたことを引き合いにして日本に悔い改めるよう諭すとともに、日本の教団幹部に対し国家復帰のために日本の「最高指導者」「最高責任者」つまり安倍晋三首相をひっくり返して打ち負かし、屈服させ、教育をしなければならないと指示するものだ。
◆日本の総理大臣は韓鶴子に侍る存在!?
「国の指導者」とは通常「国家で最も政治的権力を持つ人物」を指す。日本で言うと内閣総理大臣である安倍晋三が該当する。
韓鶴子は、日本の指導者つまり安倍晋三総理大臣を「自分たちに侍る存在」として見ていることに他ならない。
これまで統一教会は数十年に渡って自民党議員を中心に秘書・運動員などのスタッフ派遣を行ってきた他、近年の国政選挙では安倍首相の依頼で特定候補者に組織票を投入、教団関連媒体の『世界思想』や『世界日報』、そして2世信者組織・勝共UNITEなどを駆使しその政策を後押ししてきた。
しかし今回、教団内部では安倍晋三総理大臣を屈服と教育の対象として見下していることが明らかになった。
こうして罪悪感を刷り込まれ、国家復帰の責務を負わされた日本の教団幹部が末端信者を駆り立て、末端信者が一連の正体隠し勧誘や霊感商法などを行ってきたという構図だ。
◆杉田水脈・柳本卓治・西村明宏…続々と発覚する統一教会系イベント出席議員
次稿では、今年4月に杉田水脈議員が勝共連合ダミー団体・熊本ピュアフォーラム主催のイベントで講演した案件や、翌5月に柳本卓治議員が出席し衆議院議員会館で開かれた日韓トンネル推進イベントなど、連綿と続く自民党国会議員と同教団の関係を検証する。
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