生徒が自分で物を考えたら困るから、揚げ足ばかり取ったのさ。
電通がな。
政治・国際 立憲デモクラシー講座・山口二郎教授
[5]安部政権は「戦後」に復讐を企てた
安保法制反対運動の収穫ー憲法、特に9条は依然として訴求力を持っていることを発見、山口二郎
http://webronza.asahi.com/politics/articles/2016030800007.html
それからもう一つ、良い意味で、ゆとり教育の成果という点が挙げられます。この間、元文部省の寺脇研さんと話をしたときに、私が「SEALDsはいいですね」と言ったら、寺脇さんが「あれはゆとり教育の成果だ」と自慢していました(笑)。
しかし、これはあながち嘘ではありません。SEALDsのメンバーには、東大生がほとんどいない。つまり偏差値の面で、「秀才」と言われる人たちが行う運動ではない、ということなのです。しかし、東大生でなくても、彼らは素晴らしいスピーチをして、我々を感動させてくれた。
つまり、ゆとり教育で目指したのは、教師が上から正解を教えこむのではなく、子どもたちが自分なりに問いを立て、自分なりの答えを探して、いろいろ調べて、自分なりの考えを人に向かってわかりやすく説明する、という訓練です。これについては、SEALDsのメンバーの学生たちを見ていると、見事に実を結んだという感じがします。ここで新しい政治文化が始まった。私は、この点に関しては楽観的に見ています。