溺れた小学生助けた夫妻に感謝状
先月、広陵町の池で、小学生が溺れる事故がありましたが、近くの71歳の男性とその妻によって無事救助され、10日、警察から感謝状が贈られました。
感謝状を贈られたのは、淵脇次男さん(71)と佳子さん(60)夫妻です。
先月15日の午後6時ごろ、2人が自宅にいたところ、広陵町にある近くの池で子どもが溺れていると、通行人から声をかけられました。
男の子がバタバタしながら沈むのが見えたということで、次男さんは、深さ約2メートルの池に飛び込み、底から引き上げて岸まで運び、佳子さんが抱き上げて、119番通報しました。
男の子は小学2年生で、ボールを取りに池に入って溺れたということで、今では元気になったということです。
10日は、香芝警察署で島中誠署長が「危険を顧みない行動に深い感謝の意を表します」と言葉をかけ、感謝状を手渡しました。
幼稚園で用務員をしている次男さんは、「気がついたら池の中にいて、2回ほど手探りしたら子どもにあたったので、引き上げました。孫もいて、ふだん子どもに接する仕事をしているからこそ、そして、夫婦あうんの呼吸があったからこそ、できたことだと思います」と話していました。
佳子さんは、「無我夢中でした。男の子が元気になって良かったです」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20190510/2050002272.html