県議が当て逃げで身代わり出頭か
自民党の会派に所属する兵庫県議会議員が、先月の統一地方選挙の期間中、神戸市内の駐車場のゲートで接触事故を起こしてそのまま走り去り、親族を身代わりに出頭させていた疑いがあることが警察への取材でわかりました。
警察によりますと、先月2日、神戸市西区のスーパーの立体駐車場で、ゲートのバーに接触した車が、そのまま走り去る事件がありました。
防犯カメラの映像に神戸市西区選出の県議会議員、谷口俊介氏(41)の車が写っていたため警察が連絡を取ったところ、「運転していた者を出頭させる」と話し、親族の男性が出頭してきたということです。
しかし、映像を詳しく確認した結果、谷口氏本人が運転していたとみられることが分かり、警察は、当て逃げや身代わり出頭させた犯人隠避教唆などの疑いで調べています。
NHKの取材に対し、谷口氏は、「対応は弁護士にまかせている」と話しています。
谷口氏の代理人の弁護士は、NHKの取材に対し「谷口氏は、自分が車で物損事故を起こし、警察に通報しなかった事実は認めている。一方、身代わりで親族を出頭させたかどうかなどについては、確認ができていない」と話しています。
谷口氏は、先月7日に行われた統一地方選挙で、自民党の公認を受けて3回目の当選を果たし、現在、自民党兵庫県連の青年局長を務めています。
【被害にあったスーパーの話】
被害にあったスーパーによりますと、谷口氏の車は立体駐車場に入ったあと、方向転換しようとバックした際にゲートの開閉式のバーに接触していました。
車はそのまま走り去り、バーはその後、根元から折れたということです。
谷口氏は先月、大型連休の前に、店まで謝罪に訪れたということです。
ソース:動画あり
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20190510/2020003802.html
05月10日 11時34分 NHK