経産省キャリア官僚が覚醒剤密輸か「泳がせ捜査」で逮捕 警視庁
覚醒剤が入っていた米国からの国際郵便を受け取ったとして、警視庁組織犯罪対策5課などは麻薬特例法違反(規制薬物所持)容疑で経済産業省のキャリア官僚で製造産業局自動車課課長補佐、西田哲也容疑者(28)=東京都足立区綾瀬=を現行犯逮捕した。警視庁や税関が中身をすり替えて泳がせ捜査をしたところ、西田容疑者が受け取ったという。
同課は西田容疑者が米国から国際郵便で覚醒剤を密輸しようとしたとみている。調べに対し、「(国際郵便を)受け取ったのは間違いないが、覚醒剤が入っているのは知らなかった」と容疑を否認している。
逮捕容疑は27日、自宅マンションで、郵送された覚醒剤が偽物と気付かず受け取り、所持したとしている。
同課によると、17日に東京税関からの通報で発覚した。覚醒剤約22・1グラム(末端価格約132万円)入りの国際郵便がロサンゼルスから成田空港に到着。覚醒剤はポリ袋に入れられ、ファッション雑誌のページの間に隠されていた。西田容疑者と別の住所・氏名宛てだったが、西田容疑者が郵便局に問い合わせて自宅に郵送させた。
経産省によると、西田容疑者は平成25年入省。同省は「誠に遺憾。捜査に最大限協力し、厳正に対処する」とコメントを出した。
https://www.sankei.com/affairs/news/190429/afr1904290006-n1.html
2019.4.29 12:11 産経新聞