パンクバンド「ザ・スターリン」元メンバーのミュージシャン、遠藤ミチロウさんが4月25日に亡くなったことが分かった。68歳。5月1日、遠藤さんの公式ツイッターで所属事務所が発表した。
遠藤さんは昨年10月に膵臓(すいぞう)がんの手術を受けたことを公表し、闘病中だった。
所属事務所は「遠藤ミチロウは、昨年より膵臓癌を患い闘病を続けてまいりましたが、2019年4月25日に都内の病院にて永眠いたしました」と報告。
「葬儀は本人の意向により近親者のみで執り行いました。後日、音楽葬を行う予定です」とつづった。
1980年、自身がボーカルのザ・スターリンを結成。鳥の生首を客席に投げつけたりマイクではなく拡声器で歌うなど、過激なライブと言動が話題となり、アングラパンクのカリスマとなった。
代表作はアルバム「STOP JAP」「虫」など。スターリン解散後もソロ、バンドで活躍。「日本パンクのゴッドファーザー」とも呼ばれている。
福島県二本松市出身。11年の東日本大震災後は「プロジェクトFUKUSHIMA!」を立ち上げ、被災地支援ライブを開催。
福島をテーマにした映画を監督するなど、故郷の復興に尽力。15年には膠原(こうげん)病を患っていると明かしていた。
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/entertainment/sponichi-spngoo-20190501-0000.html