オーストラリア政府は、固有種を保護のため、2020年までに野良猫を200万匹駆除する計画を立てている。しかし、その駆除方法の一つが極めて残忍であると批判を強めている。
毒入りソーセージで野良猫を駆除
その駆除方法とは、毒入りソーセージを食べさせること。『ニューヨーク・タイムズ』によると、そのソーセージはカンガルーの肉、鶏の脂肪、スパイスやハーブから作られ、食べると15分以内に死に至るとのこと。野良猫の生息地で1kmの間隔で、この毒入りソーセージ50個を飛行機から撒く。
さらに、野良猫の駆除は他の環境問題から目をそらさせるための目くらましだという声も挙がっている。
この野良猫を駆除する政策に対し、16万人以上がオンライン署名で反対を表明。イギリスのミュージシャン・モリッシーやフランスの女優であるブリジット・バルドーも批判を展開した。
人間により強引にオーストラリアに連れて来られ、毒入りソーセージで駆除される野良猫たち。クジラに向ける慈悲の心を多少なりとも猫に向けてほしい。
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