全国で唯一、地方選でタッチパネルを使って投票する「電子投票」を続けてきた青森県六戸町が、21日投開票の町議選から電子投票を休止し、手書き投票に戻す。投票機器を貸し出していた会社が事業撤退したためだ。開票時間の短縮に一定の効果があったものの、費用負担が重く全国で撤退が相次ぎ、実施自治体が姿を消すことになる。
電子投票は開票作業を迅速化し、書き間違いによる無効票を防ごうと、地方選に限った特例法を制定して2002年に解禁された。
京都、広島両市など計10市町村が導入したものの、03年に岐阜県可児市議選などでトラブルが起き電子投票の信頼性が揺らいだ。
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