札幌市水道局は20日、市内の東区在住の市民に対し、本来の水道料金の約9100倍となる6140万円を請求金額として誤って通知していたと明らかにした。検針の際にミスがあったとみられ、水道局が本人に謝罪して正しい検針票を手渡した。
同局によると、19日に市の委託業者がこの市民の自宅の水道メーターを検針。その際、本来であれば水道使用量、汚水排出量ともに20立方メートルとなるところ、何らかのミスで汚水排出量が24万1800立方メートルと算出されたという。これは札幌ドームの容積の2割近くにあたる。
この結果、請求額を6696円とするはずが、検針票には6140万4301円と記載された。検針票を見た市民からの問い合わせで発覚した。
市水道局は「システムのエラーによる誤検針が考えられ、調査中」と説明している。
https://mainichi.jp/articles/20190320/k00/00m/040/246000c