LGBTを「生産性がない」「性的嗜好(※正しくは『指向』です)」と断じ、ありもしない支援を「度が過ぎる」と切り捨て、野党を叩くための道具として政治利用した杉田水脈議員。
LGBTの子どもと対比して「普通に正常に恋愛出来る子ども」という表現を用いながら、「同性愛の子どもは自殺率が6倍高い」と笑顔で話す動画などに国内外から批判が集まる中、批判を「誤解」と責任転嫁した杉田議員が今度は謎の当事者団体を担ぎ上げました。詳細は以下から。
まず見てもらいたいのが、杉田議員のツイート。先週行われた「杉田水脈さんを育てる会」において、LGBTの当事者団体「一般社団法人日本LGBT機構」の理事長がスピーチしたことを明かしています。
https://buzzap.net/images/2019/03/07/japan-lgbt-organization/01.png
https://buzzap.net/images/2019/03/07/japan-lgbt-organization/02.png
古くは「OCCUR」「すこたん企画」「ぷれいす東京」など、LGBT支援団体は数あるものの、寡聞にして筆者は初めて知ることとなった「一般社団法人日本LGBT機構」。残念ながら団体公式ページなどはなく、公開情報である法人登記から2017年設立の団体であることが明らかになりました。
ちなみに2017年設立ではあるものの、Buzzap!編集部で調査した限り、一般社団法人日本LGBT機構の存在が世に出たのは杉田議員のツイートが初めて。その活動実績は不明です。
また、同団体理事長・東城氏のツイッターを確認してみると……
https://buzzap.net/images/2019/03/07/japan-lgbt-organization/03.png
偏狭な政治思想とやらを糾弾し、「日本のLGBT活動を日本化し正道に戻します」とのこと。「のべ10万人のLGBTの生の声を聞いた」とのことですが、寡聞ながら筆者は存じ上げない人物でした。
> 多くのLGBTの意とは違うものをゴリ押しする偏狭な政治思想の活動家と信奉者。私は延べ10万人のLGBTの生の声を聞いた実態を知る叩き上げです。多数の声を聞かず、LGBT産業文化にも関わった事の無い現場を知らないまがい者達に席を譲ったのでは無い。私はもう一度立ち上がり日本のLGBT活動を日本化し正道に戻します。
(続く)