去年8月の台風で兵庫県淡路市にあった高さ40mの風車が倒壊した事故で、専門家による調査の結果、強風で風車の回転数が限度を超えたものの、それを制御する機能の電源が切られ、作動していなかったことが原因とみられることがわかりました。
去年8月の台風20号では兵庫県淡路市の「北淡震災記念公園」にあった高さおよそ40mの発電用の風車が基礎部分から折れて倒れました。
風車を管理する淡路市が専門家などに依頼し、原因について調査を進めた結果、台風による強風で風車の回転数が限度を超えたために、その力に耐えきれずに倒壊したとみられることがわかりました。
風車の羽根は強風の場合、倒壊を防ぐために角度を調整するなどして回転数を抑えますが、今回の事故ではその機能が作動しなかったということです。
この風車はおととしの落雷で故障し発電できなくなっていて、事故の半年以上前に担当者が認識不足から電源を切ったために、倒壊を防ぐ機能が働かなくなっていたということです。
これについて淡路市の門康彦市長は「風車を取り壊す予定にしていたため、管理運営に対しての危機管理の意識が薄かったと考えている」とコメントしています。
風車倒壊 原因は「倒壊防止機能の電源を切っていた」兵庫 淡路 | NHKニュース
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