映画「ヒトラー~最期の12日間~」でヒトラー役を演じたことなどで知られるスイス出身の俳優、ブルーノ・ガンツさんが、15日亡くなりました。77歳でした。
スイスのチューリヒ出身で、ドイツで俳優の道を歩み始めたブルーノ・ガンツさんは、1987年、人間の女性に恋をして人間になろうとする天使を描いた映画「ベルリン・天使の詩」で主役の天使役を務め、世界的に高い評価を得ました。
また2004年公開の映画「ヒトラー~最期の12日間~」では、第2次世界大戦の末期、ベルリンの地下ごうに身を隠したヒトラーが、悪化する戦況を知らされて追い詰められていく様子を迫真の演技で表現し、作品はアカデミー賞の外国語映画賞にもノミネートされました。
2006年には、第1次世界大戦中、徳島県鳴門市にあったドイツ兵捕虜の収容所を舞台にした作品「バルトの楽園」で、ドイツ人将校役として俳優の松平健さんなどと共演しました。
ドイツメディアによりますと、ガンツさんは去年の夏、出演する予定だった舞台を急きょキャンセルし、がんの治療を続けていましたが、15日夜、チューリヒにある自宅で亡くなりました。
77歳でした。
ブルーノ・ガンツさん死去 ヒトラー役で脚光の俳優 | NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190217/k10011817781000.html
ブルーノ・ガンツ - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%84