3人の盗賊と女の子の心温まる交流を描いた絵本、「すてきな三にんぐみ」で日本をはじめ世界的に知られるフランスの絵本作家、トミー・ウンゲラーさんが亡くなりました。87歳でした。
ウンゲラーさんは1931年、フランス東部のストラスブールで生まれ、第2次世界大戦後にアメリカ・ニューヨークへ拠点を移し、絵本作家として活躍しました。
1961年に出版した代表作「すてきな三にんぐみ」は、全身黒ずくめで真っ赤なまさかりを手にした3人組の盗賊がひとりの女の子と出会ったことで心変わりし、奪い集めた財宝で城を買い、孤児たちに贈るという心温まる物語が優しいタッチで描かれた名作です。
ウンゲラーさんの作品は140冊以上におよび、30の言語に翻訳され、国や年代を越えて世界中で親しまれ、1998年、児童文学の分野で世界的に最も権威のある「国際アンデルセン賞」の画家賞に選ばれました。
フランスのメディアなどによりますと、ウンゲラーさんは今月8日、アイルランドに住む娘の自宅で息を引き取ったということです。
「すてきな三にんぐみ」の絵本作家 トミー・ウンゲラー氏死去 | NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190212/k10011811651000.html
トミー・ウンゲラー - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%A9%E3%83%BC