宮崎早野論文を、「削除はするが問題はない」とした放射線審議会の異常さ
(一部抜粋)
疑惑の論文は「削除」されていたが……
1月25日に、「放射線審議会」というものが開催されました。
(略)
要するに、福島原発の事故後に決められた食品や除染の放射線基準は厳しすぎるので、もっとゆるくする方向で考えてもいいのではないか、といっているわけです。一方で、「現行基準を否定しない」ともいっていて、じゃあ具体的にはどうしろというのか、よくわからないのですが、このような曖昧な表現で進めたい方向にもっていく、というのは近年良くみられることであり、実際には見直しが進むと思われます。
そのような、現行の基準が厳しすぎることの根拠として、「基準以上の空間線量の場所で生活しても被曝線量は想定より低くなるとの実測データ」というものがある、と記事には書いてあります。
ところが、この記事には何か文書の写真がついており、「東京電力福島第1原発事故後の放射線基準を検証する放射線審議会の資料。線が引かれている部分が削除されることになった」と説明がついています。文書のほうを見ると、削除されているのは ④個人線量と航空サーベイによる空間線量モニタリング結果の比較(宮崎、早野) というところであることがわかります。
(かなり長く専門的で抜粋が難しいので全文は以下からどうぞ)
https://hbol.jp/184914
2019.02.04 牧野淳一郎 ハーバービジネスオンライン