豚コレラの感染が確認された愛知県豊田市の養豚場から、5日、長野県宮田村の養豚場に出荷された子ブタと、この養豚場から松本市の食肉処理施設に運ばれたブタが、豚コレラに感染していることがわかりました。県はブタの殺処分を行うなど、すみやかに対応を進めることにしています。
長野県によりますと、豚コレラの感染が確認された愛知県豊田市の養豚場から、5日に宮田村の養豚場に出荷された子ブタ80頭について、県が遺伝子検査を行ったところ、6日朝、このうちの79頭が豚コレラに感染していることが確認されたということです。
また、宮田村の養豚場から5日、松本市の食肉処理施設に運ばれた別の38頭のブタについても調べたところ、このうち12頭で、豚コレラへの感染が確認されたということです。
これを受けて県は6日、緊急の対策本部を開きました。
このなかで阿部知事は「豚コレラがまん延しないように適切な対応をとってもらいたい」と述べ、ブタの殺処分を行うなどすみやかに対応を進めるよう指示しました。
県によりますと、宮田村の養豚場では2444頭のブタを飼育しているということで、県はこれらすべてのブタと、松本市の食肉処理施設に運ばれた38頭のブタについて、すみやかに殺処分を進める方針です。
また県はこの養豚場のブタと接点を持った可能性がある養豚場について調べています。
長野 宮田村の養豚場でも豚コレラ 愛知 豊田から運ばれたブタ | NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190206/k10011805351000.html