ビルに侵入するなどして盗みを繰り返したとして、大阪府警は23日、大阪市西区の無職、西村一紀容疑者(42)を窃盗などの疑いで逮捕したと発表した。非常階段の鉄柵などを伝い、短時間で屋上までよじ登る手口が特徴で、捜査員の間で「忍者」と呼ばれていた。
容疑は2017年4月~18年10月、大阪市内のビルや飲食店に侵入し、バールで金庫をこじ開けて現金や商品券を盗んだ、などとしている。未遂も含めた計27件の被害総額は約945万円相当。「生活費のためにやった」と容疑を認めている。
府警捜査3課によると、西村容疑者はビル外壁にある空調用のパイプなどを使ってよじ登り、屋上近くの窓ガラスを割るなどして侵入していた。
捜査員は逮捕前、スポーツジムに通う西村容疑者を確認。取り調べでは「ベンチプレスで120キロは持ち上げられ、体力には自信がある。5階建てビルなら1分で登れる」と豪語している。
「5階建てなら1分で登れる」と豪語 ビル侵入「忍者」男を窃盗容疑で逮捕 大阪府警 - 毎日新聞
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