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日本の小学生が、史上最年少で囲碁のプロ棋士になる。
仲邑菫(なかむら・すみれ)さんは4月1日に、10歳で初段としてプロ入りする。
仲邑さんは3歳で囲碁を打ち始め、7歳までには国内の囲碁大会で活躍していた。
これまでの最年少記録は、2010年に11歳の時にプロ入りした藤沢里菜女流3冠(20)だった。
5日に行われた記者会見で仲邑さんは「勝った時は嬉しいです」と話し、「中学までにタイトルを取りたいです」と意気込みを語った。
仲邑さんは、日本棋院が中国や韓国の棋士に対抗するために新設した「英才特別採用推薦棋士」の第1号としてプロ入りを果たす。
父は同じく棋士の仲邑信也九段(45)。
囲碁は数千年前の中国に起源があるとされるボードゲームで、東アジアで広く親しまれている。
縦横19本の線で区切られた碁盤に黒と白の石を並べ、相手の石を囲みながら陣地を広げていく。
ルールはチェスより簡単だが、チェスでは1回に約20通りの動きが考えられるのに対し、囲碁では通常、200通りの動かし方が考えられるという。
そのため、どちらが勝つかを予測するのは難しく、人間のトッププレイヤーの多くは直感に頼っている。
日本で10歳のプロ棋士誕生 史上最年少 - BBCニュース
https://www.bbc.com/japanese/46779099