群馬県みなかみ町の前田善成・前町長(51)が町内の団体の女性職員にキスをしたなどとして強制わいせつ容疑で書類送検された事件で、前町長と被害者の間で示談が成立する見通しになった。関係者によると、被害者が過度の精神的苦痛から「これ以上事件を長引かせたくない」と被害届の取り下げを検討しているため。これを受け前橋地検は不起訴(起訴猶予)処分にするとみられる。
前田氏は4月18日夜、町内で開かれた団体の懇親会で、女性に抱きつきキスをした強制わいせつ容疑で10月に書類送検された。前田氏は「同意があった」と主張していたが、送検後は地検の任意の調べに「酔って覚えていない」などと話しているという。
5月の問題発覚後、町内に女性の中傷ビラがまかれるなど女性はストレスによって体調を崩している。
前田氏は7月に町議会で不信任決議案が可決され議会を解散。町議選で「町長派」が惨敗したため辞職を表明したが、9月に町議会で再び不信任決議が出され失職した。
ソース
「強制わいせつ」示談へ 前みなかみ町長不起訴か - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20181227/k00/00m/040/095000c