Slack、米制裁対象国に渡航した利用者の「アカウント停止」
チャット形式のビジネス向けコミュニケーションサービス「Slack(スラック)」利用者の一部が、アカウントが停止されたと報告している。アメリカが制裁を科している国に渡航したためという。
アカウント停止措置は、イランや北朝鮮などに渡航した利用者に影響しているもよう。Slackは措置について、米政府の制裁を順守するためと説明している。
しかし、アカウント停止をソーシャルメディアに報告した利用者の多くは、事前警告がなかったと主張している。
利用者の一部は、近年に制裁対象国へ行ったことはないため、自分への停止措置は間違いのはずだと反発している。
他に停止措置に関係しているのはキューバとシリア、そしてウクライナ南部クリミア半島の各国・地域だ。Slackはこれらの国・地域での同社サービス利用はないはずだとしている。
Slackの1日の利用者数は約800万人。導入企業には、米民泊サイトAirbnbや米チケット販売TicketMasterなどの大企業も含まれる。
利用者の1人は米掲示板サイトのハッカー・ニュースに、妻のアカウントが突然停止され、ビジネス上のやり取りや資料ファイルを含む、数年分の業務データに接続できなくなっていると投稿した。
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https://www.bbc.com/japanese/46644511
2018年12月21日 BBC