児童ポルノDVD購入で870人余を書類送検
2018年12月11日 13時00分
国内最大級の児童ポルノ専門のDVD販売業者が摘発された事件で、この業者からDVDを購入した870人余りが書類送検されていたことが、警察当局への取材で分かりました。捜査の過程で、実際に子どもに性犯罪をしていた疑いが発覚し、逮捕された人もいて、警察当局は、児童ポルノが子どもを狙った性犯罪の温床になっているとして、取締りを強化する方針です。
インターネットを利用して児童のわいせつなDVDを販売していたとして、去年5月、国内最大級の児童ポルノ専門のDVD販売業者が警視庁などに摘発されました。
関係先からはおよそ7000人分の購入者リストが見つかり、全国の警察が捜査を進めた結果、業者からDVDを購入し、所持していたなどとして、870人余りが児童ポルノ禁止法違反の疑いで書類送検されていたことが、警察当局への取材で分かりました。
このうちの少なくとも20人は、捜査の過程で、実際に子どもにわいせつな行為をして、その様子を撮影したり、子どもの裸を盗撮したりしていた画像が自宅のパソコンなどから見つかり、強制わいせつなどの疑いで逮捕されたということです。
中には、子どもと直接、接する職業の教員や保育士などもいたということです。
警察当局は、児童ポルノが子どもを狙った性犯罪の温床になっているとして、取締りを強化する方針です。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181211/k10011742881000.html