「奴隷だ、外国人技能実習生は」の発言→自民党理事「不適切だから議事録から削除しろ」→削除しない方向に
「外国人技能実習生は現代の奴隷制だ」とする福島みずほさんの発言について、自民党の予算委員会理事が「不適切な発言だから、議事録から削除すべきだ」と予算委員長にはかったものの、その後の理事会で削除しないことが決まりました。
これは、きのう平成30年2018年11月26日(月)の参議院予算委員会の集中審議「内外の諸情勢について」
希望の会(社民党)の福島みずほさんが「外国人技能実習生は廃止すべきですよ、現代の奴隷制ですよ」と、安倍晋三首相に語りました。
自民党理事が委員長に働きかけ、福島さんの発言終了後に、「議事録を精査する」としました。その後の理事会で協議したところ、福島さんとは違う野党の理事から「現代奴隷制は、ILOが使っている正式な用語だ」と指摘。金子原二郎委員長は、福島さんにその資料を提出してもらう、ということで理事会の議論をおさめました。このため、議事録は削除されない見通しとなりました。
奴隷という言葉に敏感な自民党理事の矛を、外国人技能実習生は現代奴隷制だという指摘を全否定しきれない委員長が盾となって、なあなあにおさめた、という構図です。
ソース
https://archive.is/9juaE#selection-223.0-270.6
(初投稿は2018年11月27日午前11時40分)