五輪需要で鉄骨用ボルトが不足
生産急増難しく、工事遅れも
建物の鉄骨をつなぐ際に必要な高強度のボルトが全国的に不足し、納期が通常の4倍に当たる平均約6カ月となっていることが22日、国土交通省の調査で分かった。2020年東京五輪・パラリンピックや大型再開発などに伴う建設工事の増加で、需要が拡大。建設業者などの8割超が工期に影響が出るとしており、各地で完成遅れの懸念が生じている。
国内で生産しているのは数社に限られ、必要な鋼材も自動車部品と競合するため、生産量の急増は難しいという。同省は「しばらく余裕を持った工期を設定してほしい」と呼び掛けている。
供給不足となっているのは、特殊な鋼材でつくられる「高力ボルト」。
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