国立公園に指定されている宮城県石巻市の離島、金華山にあり、1200年以上の歴史があるとされる神社の宮司らが、灯籠などおよそ2トンを島内に不法投棄した疑いで逮捕されました。
「午前6時すぎです。宮司の男が捜査員に連れられ、家から出てきました」(記者)
廃棄物処理法違反の疑いで逮捕されたのは、石巻市の金華山黄金山神社の宮司、奥海聖容疑者(66)ら3人です。
「黄金山神社近くの海岸沿いに、広範囲にごみが捨ててあるのが確認できます」(記者)
警察によりますと、3人は去年6月から7月にかけて、神社で使用していた灯籠11基や蛍光灯など、およそ2トンを島内に不法に捨てた疑いが持たれています。JNNの取材でも、灯籠のほかに自動販売機や軽トラックなどが無造作に並んでいるのが確認できました。
金華山は、その風景の美しさから島全体が国立公園に指定されています。今年7月、奥海容疑者はJNNの取材に、神社の歴史について誇らしげに語っていました。
「749年に日本で最初の産金があり、それを祝ってこの秀麗の地・金華山に(神社を)建てた」(奥海容疑者 今年7月)
奥海容疑者は取り調べに対し、「分からない」と容疑を否認しています。
警察は、廃棄物を島の外に運んで処理する費用を浮かせる目的があったとみて調べています。
ソース
国立公園に灯籠など不法投棄した疑い、宮司ら逮捕(TBS系(JNN)) - Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20181112-00000006-jnn-soci