部品メーカーのKYBと子会社のカヤバシステムマシナリーは16日、地震の揺れを抑える免震装置と制振装置で性能検査記録データを改ざんする不正行為をし、全国の共同住宅や病院、庁舎など986件の建物に設置していたと発表した。不正があった装置は早急に交換するとしている。国土交通省は、不正な装置が使われた建物が震度7程度の地震で倒壊する恐れはないと説明している。
不正行為は免震用と制振用の2種類のオイルダンパーで、不正な装置が取り付けられた建物は免震用が903件、制振用が83件。KYBによると、免震用は全都道府県の建物で、制振用は18都道府県の建物で採用されていた。
ソース
東京新聞:建物の免震装置986件で不正 部品メーカー、検査データ改ざん:社会(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018101601001933.html