沖縄県の豊見城(とみぐすく)市長選が14日投開票され、無所属新人で元市議の山川仁(ひとし)氏(44)=立憲民主、国民民主、共産、社民、自由、地域政党・沖縄社会大衆推薦=が、無所属新人で元市議の宜保安孝(ぎぼ・やすたか)氏(41)=自民、維新、希望推薦=と、3選を狙った無所属現職の宜保晴毅(ぎぼ・はるき)氏(50)の保守系2人を破って初当選した。投票率は53.28%。
山川氏は米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設計画に反対の立場で、4日に就任した玉城(たまき)デニー知事の支援を受けた。9月30日の知事選後、玉城知事は初めての市長選で支援候補が勝利し、今後の県政運営に弾みがつく形となった。県内11市のうち、辺野古移設に反対する市長は那覇、南城(なんじょう)に続いて3人目となる。
保守系は候補者を一本化できず、分裂選挙となった。
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20181015/k00/00m/010/089000c