「ビルから飛び降りろ」「死んでみろ」-。シェアハウス投資に絡むスルガ銀行(静岡)の不正融資問題。今月7日に公表された第三者委員会の調査報告書には、不穏な文字が躍っていた。第三者委は行員へのアンケートを基にスルガ銀内で行われていた融資目標達成を迫るパワーハラスメントの実態を詳述し、不正融資の土壌を作り出したとの見方を示した。融資の妥当性をチェックする審査部門にも圧力がかかり、「地銀の優等生」とも言われたスルガ銀は不正に突き進んだ。
人格否定のパワハラ
「数字ができないならビルから飛び降りろと叱責された」
「死んでもがんばりますに対し、それなら死んでみろと叱責された」
「支店の社員の前で給与額を言われ、それに見合っていないといわれた」
「怒鳴り散らされる、いすを蹴られる、天然パーマを怒られる、1カ月間無視される」
「ものを投げつけられ、パソコンにパンチされ、おまえの家族皆殺しにしてやるといわれた」
第三者委の報告書で示された行員へのアンケートでは、こうした悲痛ともいえる回答が並ぶ。
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https://news.infoseek.co.jp/article/sankein_prm1809180002/
産経ニュース / 2018年9月18日 12時1分