兵庫の世論は「石破氏」 自民総裁選・神戸新聞ネット調査
論戦が本格化している自民党総裁選で、安倍晋三首相(63)と石破茂元幹事長(61)のどちらが次の総裁にふさわしいと思うか、
神戸新聞社がインターネットを通じて読者らに尋ねたところ、自民、公明の与党支持層は安倍氏が石破氏に大差をつけたのに対し、
野党支持層と無党派層は石破氏が安倍氏を大きく引き離した。
全体では石破氏が上回る結果となり、「安倍優勢」とされる情勢は兵庫の県民世論とは必ずしも一致しないようだ。
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次期総裁にどちらがふさわしいかについては、与党支持層では安倍氏が64%を占め、34%の石破氏を大きくリードした。
安倍氏を選んだ理由では外交面の実績を挙げる回答が目立ち、神戸市垂水区の70代女性は「世界情勢が混沌(こんとん)とする中、
手腕や経験、人脈に期待できる」とした。株価を上昇させたアベノミクスや、憲法改正への期待感から続投を望む声もあった。
一方、野党支持層と無党派層では石破氏が65%、安倍氏が13%と全く逆の傾向を示した。
石破氏を支持する理由には、地方創生担当相や防衛相を歴任した経験などもあったが、多かったのは安倍政権への不信感。
森友学園、加計(かけ)学園のいわゆる「モリカケ」問題や、省庁で相次ぐ不祥事への反発はいまだに根強く、
与党支持層にも首相交代を求める意見があった。
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6年近くに及ぶ安倍政権の評価を20点刻みの5段階で尋ねると、「21~40点」が26%で最も多かった。
及第点といえる「61~80点」は20%、「81~100点」は9%。
与党支持層では61点以上が7割近くを占めたが、野党支持層と無党派層は40点以下が6割を超え、61点以上は約1割だった。
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2018/9/17 14:45 株式会社神戸新聞社