今年に入って、国会で“異様”ともいえる光景が繰り広げられている。
テレビ中継もなく、首相も出席しない委員会審議で、元副総理ら閣僚経験者の大物、さらに前首相までもが質問に立っているのだ。
時には、議事進行に異議を唱えるため、中堅議員らに混じって委員長席に詰め寄る場面も見られた。
本来なら中堅若手の役割を大物が担う異変が起きている理由は、野党の“大御所議員”が今、政党に所属せず無所属であるためだ。
現在、政党籍をもたない国会議員は衆参あわせて、約50人もいる。
そう、国会は今、空前の“無所属ブーム”なのだ。
しかも、通常国会という、国民生活に直結する予算案や重要法案を審議する「政治の季節」の最中に、所属する政党を離党し、新たに無所属となった議員の数は、実に30人近くにのぼった。いずれも野党の議員だ。
「政党政治」が定着している現代において、“異常”ともいえる現象はなぜ起きているのだろうか。
その背景を読み解くことで、野党の現状と今後が見えてくる。
以下ソースで
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180903-00010000-fnnprimev-pol