石破さんと彼を支持した人たちを干す――総裁選で“殲滅”狙う「安倍総理」のオフレコ発言
週刊新潮 2018年9月6日号掲載
https://www.dailyshincho.jp/article/2018/08291659/?all=1
今回、安倍総理の「敵」となる石破茂元幹事長(61)について、“激しい恨みを持っています”と、その心中を代弁するのは、総理に近い自民党議員である。
曰く、“石破さんには3度裏切られた”。1993年に自民党が下野した際に、石破氏が離党し、翌年、新進党に加わったのが1度目。第一次安倍政権時に参院選で惨敗を喫し、窮地に陥った安倍総理を公に批判したのが2度目。そして一昨年の内閣改造で、石破氏が入閣を断ったのが3度目だという。
「だから報復人事は一切ないなんてあり得ない。今回の総裁選で石破さんを徹底的に潰すつもりですよ」
石破氏に複雑な感情を抱く“親分”に追随するように、“子分”たちも石破氏を口撃。例えば菅義偉官房長官は、
「オフレコで、『裏切り者がどうなるか見ていてほしい』と豪語している。石破さんが提唱する防災省の創設についても、『何年に1回の大災害に備える役所を作って、何もない時はそこの役人は何をしているの?』と腐しています」(大手メディアの政治部デスク)