三島駅再開発「高層マンションふさわしくない」
静岡知事会見抄録2017.12.25 07:02
【三島駅南口再開発】
川勝平太知事「JR三島駅南側の東街区の再開発について、三島市や地権者が平成21年に市街地再開発の準備組合を設立して、今年11月から事業者を公募している。商業施設、住宅、駐車場を建設する計画で、特に住宅は高さ100メートル以上の高層マンションが建設されると聞く。市の財政負担や地下水への影響、富士山の眺望など景観への影響はどうかと懸念する声が上がっていて、地元の理解がまだ十分ではないのではと危惧している。ここは伊豆への玄関口でもあり、富士山への玄関口でもある。拙速でない方がいい。いきなり工事に入るよりもアイデアコンペのようなものをして、いろいろな人の意見を得るようにしなければならない」
--県の玄関口である三島駅にはどういった事業がふさわしいと考えているのか
「100メートルの高層マンションが玄関口にふさわしいとは思わない。地下に伏流水も流れているし、あまり高層のものを建てるべきでない。水がきれいであるというのが(三島の)イメージなので、せせらぎの公園を意識したような芸術、水、緑などが中心になることがふさわしい。賛成反対ではなく、(三島市が)急いでいるように見えることを危惧している。(事業を)延期するなどいろいろな方法があるのではないか」
https://www.sankei.com/region/amp/171225/rgn1712250037-a.html