AIの研究はビデオゲームも発達させます。この技術によって、人が操作しないキャラクター(NPC)の行動や戦闘が、よりもっともらしくなり、人格を持ったオークや、これまでにないリアルな外観が実現します。現在、DeepMindの研究者たちは、「Quake III Arena」の特別バージョンを使って、AIが人間のようにプレイするためのトレーニングを行っています。
トレーニングは「キャプチャー・ザ・フラグ」(CTF)でのフラグの獲得が中心です。フラグは、対戦ごとに変わるマップの中にひとつ置かれています。AIエージェントは、人間なら簡単にできる、新しいマップへの適応のための基本戦略を学ばなければなりません。またエージェントは、敵チームと戦いながら自チームのメンバーと協力したり、異なる敵のプレイスタイルへの対処も同時に行わなければなりません。
(中略)
エージェントは、エージェント同士、または人間相手に、高速な対戦、低速な対戦を重ねることで、記憶力と行動の一貫性を向上させています。研究者は、AIエージェントのほうが人間よりも勝率が高いことを発見しましたが、それも頷けます。しかも、AIエージェントのほうが人間よりも協力的だというのです。また、チームメイトを追跡したり、敵の基地でキャンプ(待ち伏せ)をするといった人間的な行動も見られるそうです。
(後略)
全文はソースで
DeepMindの新たな特技に「Quake III Arena」が追加。待ち伏せや協力プレイも習得済み - Engadget 日本版
https://japanese.engadget.com/2018/07/05/deepmind-ai-quake-iii-arena-human/