阿波おどり 運営の混乱続く中、チケット販売開始
来月開かれる徳島市の阿波おどりを間近で見ることができる、有料の席のチケット販売が全国で一斉に始まりました。
徳島市の阿波おどりは、毎年8月12日から4日間開かれる日本を代表する夏祭りで、国内外から100万人を超える観光客などが訪れます。
期間中、市内の演舞場のうち4か所では、踊りを間近で見ることができる有料の「桟敷席」が設けられることになっていて、チケットの一般向けの販売が1日、全国で一斉に始まりました。
チケットはインターネットの専用サイトやコンビニエンスストアの端末で購入でき、徳島市のコンビニエンスストアでは、販売の開始前から並ぶ人も見られました。
宿泊予定の観光客のために購入に訪れた、旅館を経営する女性は、「売り切れないかひやひやしましたが、予定していた枚数を買えて安心しました」と話していました。
ことしの阿波おどりをめぐっては、徳島市を中心とした実行委員会が最大の見せ場である「総おどり」を中止する方針を打ち出しましたが、一部の踊り手グループが反発し、混乱が続いています。
このため踊りのプログラムが決まらないままチケット販売が始まる異例の事態になっていて、実行委員会はプログラムの調整を急いでいます。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180702/k10011503751000.html