自民党は、地方議員が厚生年金に加入できるようにする法案の
今国会提出を見送る方針を固めた。野党が慎重姿勢を示しているほか、
自民党内からも異論が出ていることに配慮した。
法案は、特別職である地方議員を自治体職員とみなし、
地方公務員共済組合の組合員として厚生年金に加入資格を与えるものだ。
地方議員のなり手不足解消が狙い。党の地方議員年金検討プロジェクトチーム(PT)が、
来年の統一地方選までの法整備をにらんで検討を進めてきた。
しかし、法案を巡っては、公明党が前向きな姿勢を示す一方で、
日本維新の会など野党は反発していた。自民党内でも、小泉進次郎筆頭副幹事長が
「国民の理解を得られない」として、若手議員を中心に法案に反対するPTを発足させている。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20180627-OYT1T50118.html