新潟知事選
園児に候補応援させた保育士ら7人処分 柏崎
今月10日行われた新潟県知事選で、同県柏崎市の市立保育園の20代女性保育士が、
園児に野党系候補の池田千賀子氏(落選)を応援するポスターの作製を手伝わせたとして、
同市は20日、同保育士と許可した園長を減給10分の1(1カ月)とするなど計7人を懲戒処分にしたと発表した。
市によると同保育士は知事選告示前の5月17日の保育時間中、1枚の模造紙に、
園児8人に花に見立てた手形を押させたほか、別の画用紙に子供の顔をそれぞれ描かせた。
その後、他の保育士らと共に事前に描いた池田氏の絵や、園児に描かせた子供の顔を模造紙に切り張りして、1枚のポスターにしたという。
自治労県本部から池田氏応援の文書を作成するよう依頼されたことを受けたもので、
池田氏の選挙事務所に飾られた。園児に選挙応援が目的とは説明していなかったという。
市は地方公務員法の信用失墜行為の禁止、職務専念義務違反に当たると判断。
関係した他の保育士と担当部課長ら5人も減給10分の1(15日)から戒告の処分とした。
桜井雅浩市長は「公務員としての自覚を欠いた極めて遺憾な行為」とコメント。
自身と副市長を減給10分の1(1カ月)とする条例改正案を市議会に提出する。
https://mainichi.jp/articles/20180621/k00/00m/040/049000c