16日午前7時19分、鹿児島県の桜島で爆発的噴火が発生し、噴煙が4700メートル上昇した。南岳火口からは火砕流が発生している。
気象庁によると、桜島の噴煙が4000メートルを超えたのは、昨年5月2日の昭和火口での噴火以来、約1年ぶりだという。南岳火口では、噴火に伴って大きな岩が弾道を描いて6合目(火口から800~1100メートル)まで飛散した。
火山性地震は少ない状態が続いているが、噴火に伴って火山性微動が観測されている。錦江湾の奥の姶良(あいら)カルデラの地下深くではマグマの供給が続いており、気象庁は引き続き爆発的噴火が発生するおそれがあると警戒を呼びかけている。
http://www.hazardlab.jp/contents/post_info/2/5/2/25223/DfxArBtVAAAg5Lt.jpg