米、プルトニウム削減を日本に要求 核不拡散で懸念
政府、上限制で理解求める
米政府が、日本が保有するプルトニウムの削減を求めてきたことが9日分かった。プルトニウムは原子力発電所から出る使用済み核燃料の再処理で生じ、核兵器の原料にもなるため、米側は核不拡散の観点から懸念を示す。日本は保有量の増加を抑える上限制(キャップ制)を導入し理解を求める。プルトニウムを再利用する核燃料サイクルを進める日本の原子力政策に影響を与えそうだ。
プルトニウムの製造は核兵器への転用を防ぐため原…
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https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31583890Z00C18A6MM8000/
2018/6/10 2:00 日本経済新聞 電子版