大相撲夏場所12日目(24日、両国国技館)来場所の幕下転落が濃厚となっている元大関で十両の照ノ富士(26)が
剣翔(26)に押し出され、6敗目(6休)を喫した。左膝の負傷で4日目から休場していたが11日目に再出場。
この日は立ち合いで左に変化したが、下半身に全く力が入らず。力なく土俵を割ると首をひねった。
昭和以降で大関経験者が幕下に落ちた例はない。「けがだけなら乗り越えられる。
神様が治してくれればいいけど、治すのは自分」とサバサバした表情。
最近は糖尿病に加えて腎臓結石も患っており、この日も病院で治療を受けた。
「腎臓の石が出たら腰の痛みも違う。膝が曲がらないから腰高になって棒立ちになる」
と現状を冷静に受け止めている。
勝ち星がつかない中、館内では大きな歓声を受けた。「心はあるけど、体がついてこない。
1勝でもして、『戻ってきたか』と思われたい」とファンに再起を誓った。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180524-00000539-sanspo-spo