2018年5月18日、日本人の個人情報のべ2億件以上が中国の闇サイトで販売されていることが明らかになった。環球網が伝えた。
米ネットワークセキュリティー会社ファイア・アイが17日に明らかにしたところによると、日本人の個人情報のべ2億件以上が闇サイトで売買されているという。ただ、重複データや意味のないデータも多く存在することから、実際の漏洩件数はこれよりは少ないとみられている。
同社は、個人情報の漏洩レベルはまちまちで、単にユーザー名、パスワード、メールアドレスのみ含むものから、氏名や住所、生年月日、携帯電話番号などまで含むものもあるとした。また、黒幕は中国に居住しており、闇サイト上では情報が1件当たり1000元(約1万7000円)で販売されていると紹介した。
記事は、情報の出処は現時点ではっきりしていないが、小売業、食品業、金融業、交通業などの各種業界から盗み取られたものであるとし、同社がすでに一部企業へヒアリング調査を行ったところ、実際に漏洩があったことを認めたと伝えている。
そして、同社の日本法人担当者が「現在、多くの人があらゆるサービスに同じIDとパスワードを使用している。情報漏洩が自分とは無関係だと思わないでほしい」と呼びかけたとしている。
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