BigRepは3Dプリンターで製造したタイヤのプロトタイプを公開した。エアレスでパンクしない自転車用タイヤ。
このタイヤはBigRepの3Dプリンター用フィラメント「Pro FLEX」を使用して製造されたもの。3層のハニカム構造を持っており、これが従来型タイヤでの空気の役割を果たす。このため、パンクすることがないという大きなメリットを持っている。
タイヤの太さなどは3Dプリンターでの出力時にカスタマイズ可能だ。ロードバイクで舗装道路を高速走行する際に適したもの、MTBでラフロードを走るのに適したものなど、様々なタイプのタイヤを製造できるという。
ちなみにプロトタイプは、都市部を走るシティバイクに適した形状に仕上げられたそうだ。
今回のプロトタイプは、3Dプリンターを活用すればスペアパーツを簡単に素早く製造できることをアピールするために製造されたもの。製品化の予定などについては発表されていない。とはいえ、例えば3Dプリンターがさらに普及してサイクルショップにも設置されるようになれば、サイクルショップは現在のように様々な種類のタイヤを在庫として持つ必要がなくなるだろう。サイクリストの求めに応じて、オンデマンドで必要なサイズのタイヤを出力可能になる。その際には、カスタマイズしたタイヤを出力することも可能だ。
BigRepはまた、デンマークオールボー大学のエンジニアがBigRepの3Dプリンターで自転車のフレームを出力する様子も公開している。同大学ではそのフレームを使って組んだ自転車でテスト走行を実施。人が乗っても問題なく走れることを実証している。
画像等はソースで
パンクしない自転車用タイヤ ー BigRepが3Dプリンターで製造したエアレスタイプ [えん乗り]
https://ennori.jp/5236/bigrep-3d-printed-airless-bicycle-tire