福島市の青果の仲卸業者が取り扱っていた山菜の「コシアブラ」から国の基準を超える放射性物質が検出され、業者が自主回収を始めました。
このコシアブラは出荷制限がかかっていない茨城県産だったということです。
国の基準を超える放射性物質が検出されたのは、茨城県産の山菜の「コシアブラ」です。
福島市によりますと、市内の青果の仲卸業者が、先月14日から23日にかけて267パックを仕入れて販売を行いましたが、初めての取り引き先だったことから、出荷されずに残った13パック分を先月24日に自主的に検査したところ、国の基準の1キログラム当たり100ベクレルを超える、130ベクレルが検出されたということです。
このため、福島市では、仲卸業者を通じて県内の5つの出荷先の商店にも自主回収を呼びかけ、これまでに出荷済みの254パックのうち、24パックの回収を終えたということです。
これまでに健康被害の情報は入っていないということです。
県内産のコシアブラでは、湯川村と檜枝岐村を除く57の市町村で出荷制限や出荷の自粛が続き、出荷や流通の段階で産地の確認などの対策が行われていますが、今回は出荷制限がかかっていない茨城県産だったということで、対応の難しさが課題となっています。
ソース
コシアブラから基準超放射性物質|NHK 福島県のニュース
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20180516/6050001109.html